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2019年10月24日
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地元信金の催しで講演 三幸自動車・町田社長
【東京】三幸自動車(西東京市)の町田栄一郎社長は24日、立川市の多摩信用金庫本店で開かれた「たましん記者懇談会」で、『交通(移動)の力で地域活性化』と題して講演した。西東京市内で6月から9月まで実施したセダン型タクシーによる乗合サービスの実証結果などを報告し、出席記者からの質問に答えた。同信金は四半期ごとに地元メディアなどを招いた懇談会を開催している。
一般タクシーを利用した移動サービスは西東京市内の交通不便地域に居住する高齢者などを対象に買い物や通院などの移動の足を提供する取り組み。同社と大和交通保谷が市内3ルートを循環した。バスにように決まったルートを運行することで、あらかじめ登録した利用者は運行時間帯に待機していれば利用できる。町田氏は「バスが進入できない 狭い箇所も通行できるタクシーの特性を生かした。タクシーの新たな方向性を模索したい」などの本誌取材で述べている。西東京市は3ルートの延べ利用人数は232人、台あたり平均人数は3.0人。一日あたりの平均運行回数は44.3本などと発表している。
懇談会で同信金はキャッシュレス対応策としてリのクルート系の「AirPAY」の取り扱いを開始、あわせて決済用のipadを無償貸与、中小企業向けのキャッシュレス化を拡充することを明らかにした。信金関係ではオリガミペイなどの決済システムが流通しているが、顧客の選択肢を増やす狙い。