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「ジャパンタクシー」ラスト1マイル普及に期待

町田栄一郎氏(全タク連 ケア輸送委員会、東タク協 同委員長)

ケア輸送委員会としては、「ユニバーサルデザイン(UD)タクシー」の取り組みを重視しています。17年11月に発売された「ジャパンタクシー」については利用客、乗務員ともに非常に反応は良く、開発したトヨタ自動車にまず感謝したい。そして発売1年もたたずに改良に着手してくれたことも画期的なことだったとおもいます。

 当初、「ジャパンタクシー」は車高が高く、乗りにくいとの苦情が寄せられました。新たにステップを取り付けることは可能ですが、そうなると車体価格が今より高くなってしまいます。タクシーには車いす利用者ばかりでなく、一般の利用が多いのだから、車いす利用者ばかりに目を向ける必要はないとの議論もありました。その兼ね合いは今後の利用統計等で判断するしかありませんが、タクシーとしての完成度は非常に高いと思います。

 東京都がUD導入の一環として公共施設やホテルなどに乗降車する際のステップ板を整備してくれたことも大変ありがたいことです。各社は乗務員に車いす利用者の乗降教育をしていますが、乗務員からすると「面倒な乗降作業をなぜ1人だけでやらなければならないのか」と不満を感じているとも聞きます。ホテルのポーターなどスタッフが作業を手伝ってくれれば時間の節約になるし、まさに障害者など弱者に対する“支え合い”になります。タクシー乗務員単独の作業でなく、手伝ってくれる人が一つのチェーンとしてつながっていく、これがラストワンマイルに通じることになると思います。

 ラストワンマイルに対する「ジャパンタクシー」への期待度はかなり高いものがあります。車いす利用者の対応はセダン型タクシーの場合、車いすを折りたたんでトランクなどに積み、到着地で車いすを降ろし、利用者を移乗させて終わりだったのが、「ジャパンタクシー」では車いすのまま移動することができるからです。いずれ東京都内タクシーの3両に1両が、「ジャパンタクシー」に置き換わりますが、これは画期的なことだと思います。これまで外出できなかった人が気軽に外出できる環境が整備されるわけです。

 残念なことに「ジャパンタクシー」についてはまだ慣れていない乗務員も数多くおり、これは業界としての反省点です。業界も頑張りますが、車いす利用者も理解してほしい。また、周辺の人たちにも(車いす乗降)お手伝いをぜひお願いしたいと思います。

 

(注) 全タク連は、「全国ハイヤータクシー連合会」の略称です

東タク協は、「東京ハイヤー・タクシー協会」の略称です